2018.11.20
平木整骨院の治療方針
当院では筋肉治療(手技治療)を治療の軸とします。
この治療法は「筋徒手療法(MTM)」といい、筋肉を血流障害という観点から生理学・解剖学・運動学的に痛みの原因を推測し臨床を通じて種々の症状の改善を研究しています。
私たちが日々遭遇する、肩の痛み・腰の痛み・膝の痛みなどの痛みの原因を考えてみましょう。一般的によく聞く痛みの原因は関節・骨(軟骨)・じん帯・神経などではないでしょうか。テレビや雑誌などでもよく見かけると思いますし、整形外科などに受診しても、これらが原因と言われることがほとんどだと思います。
当院では筋肉の治療をメインに行いますが、ここで「どうして筋肉は痛みの原因としてあまり挙げられないのだろうか」という疑問がでてきます。その原因は筋肉という組織にあります。
現在の医学(整形外科学)は画像診断(レントゲン・CT・MRIなど)の発展により形態学で組み立てられています。そのために原因の大部分が画像で診断できる関節や骨(軟骨)やじん帯などになります。なぜ筋肉が挙げられないかと簡単にいうと、筋肉という組織はよく解らない、つまり研究が遅れている組織なのです。
私が日々行う臨床のなかでは画像診断と一致しない症状がかなりの割合で診られます。例えば「病院に行ってレントゲンを撮ってもらいましたが、どこも悪くないと言われました」というような症状や、整形外科で言われた診断名と患者さんが訴えている痛みの場所が違うこともあります。
医学は学問であるため、学問で確定した診断名を付けなくてならず、組織的に解明されていない筋肉はたとえ痛みの原因であっても学問的には成立していないのです。
しかし人体で日々の変化が大きい血流の影響を一番受けやすいのは筋肉であり、関節を動かすのも筋肉、疲れがたまるのも筋肉であるため痛みの原因に筋肉が関与しているのは容易に想像できると思います。
不幸なのは患者さんで、この診断名の違いは治療方針にも関わってきます。
骨・関節(軟骨)・じん帯・神経➡安静(動かさない)、治らなければ手術
筋肉➡筋肉の環境を良くし、なるべく早く動かせるようにし、血流状態を改善させる。
さらに筋肉の悪さを放置すると、動きや姿勢が悪くなり、骨・関節(軟骨)・じん帯・神経に影響をあたえてしまう可能性があります。
私は多くの画像診断で診断される病名も、大きな外傷がない限り、日々使っている筋肉がまず悪くなり、動きや姿勢が悪くなり、骨・関節(軟骨)・じん帯・神経などに影響を与え波及していくと考えています。
平木整骨院では筋肉の質を改善し、根本からの治癒を目的としています。皆様の日々の生活が少しでも良くなるよう貢献できるような筋肉のスペシャリストを目指して日々努力して参ります。
2018.11.08
今日は筋徒手療法の治療対象を説明させていただきます。
…
筋徒手療法は
①持続して固くなっている筋肉
②部分的な血流障害(部分的な水分が溜まりむくんでいる、または水分が欠乏しているような状態)
を改善していく治療法です!
この2つの状態は色々な病名の病気の中にも混在して存在しています。
例えば変形性関節症・椎間板ヘルニア・脊椎管狭窄症・脊椎分離症・脊椎滑り症などから、病名ではないですが肩凝り・腰痛・四十肩・五十肩など
「病院でこの様な病名が付いたのに、マッサージなどで症状が改善した」などはこの2つの状態が症状を出していた可能性が高いのではないかと思います。
この2つの状態が関係している可能性がある症状を紹介します!
・運動痛(〜すると痛い)
・関節可動域制限(〜を十分動かせない)
・筋出力低下(〜に力が入らない)
・運動巧緻性の低下(〜がうまく動かせない)
・平衡感覚の低下(ふらつき感)
・異常感覚(しびれる、火照る、冷えなど)
・顔面頭頸部の諸症状(耳鳴り、頭痛など)
・不眠(夜寝れない)
・自律神経の不調の諸症状(全身がだるいなど)
・その他種々の症状
様々な症状に①持続して固くなっている筋肉と②部分的な血流障害が関係している可能性があります。
病院で特に異常が無いのに出現する症状にも関係している可能性があります。
院長 平木 琢己
2018.10.10
平木整骨院、院長の平木琢己でございます。
新しくホームページを公開させていただきました。
これから定期的に情報を載せさせていただきます。
よろしくお願い申し上げます。
平木琢己